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【エアブラシ】細吹き について

この記事ではエアブラシ塗装の「細吹き」について紹介しています。




「細吹き」とは、エアブラシ塗装における技法の1つです。

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その名の通り、エアブラシの噴射を細く絞って、ピンポイントに吹くので「細吹き」と言います。

「細吹き」に慣れれば、エアブラシの特徴である

  • 塗面の綺麗さ
  • 手軽なグラデーション

を持ったまま「筆塗り」の様な細かな塗装をすることが可能です。

「細吹き」が用いられる主な場面シチュエーションについてです。

1つの面の中に「シャドウ」「ハイライト」織り交ぜて「立体感」「情報量」を上げる「グラデーション塗装」に細吹きは適しています。

特に「全長15㎝程度の小型プラモデル」では、「"グラデーションを入れたい部分"が"数ミリ程度の幅"しかない」というのも珍しくありません。

そんな時に「塗装範囲を絞れる細吹き」なら「小さな面の中に複雑なグラデーション」を入れることが可能です。

「木目」「迷彩」といった模様も、「細吹き」を使いこなせればマスキングテープなどの資材なしでも行えるかもしれません。

↑の様な模様は「筆塗りで行う」「細かくマスキングテープを張って塗り分ける」など、何かと"手間"がかかるものです。

しかし「細吹き」なら「筆のように細い線」を描けますし、「マスキング」をしなくても塗分けが比較的容易です。

エアブラシ塗装で切っても切れないもの、それが「塗装時のはみ出し」です。

こうなってしまうと「マスキングしなおして、また塗装をしなきゃ......」と非常に面倒くさいわけですが、「はみ出した場所」によっては「再マスキングしないで、直に"細吹き"で塗りなおす」ことも可能です。

↓の画像ぐらいの距離なら多分マスキングなしでも行けるかも?
私は怖いので一応マスキングしますが。

「細吹き」を行う上で重要となるポイントです。

エアブラシには「ノズル口径」というものがあります。
ニードルが収まっている穴のことですね。

代表的なのは

  • 0.2㎜
  • 0.3㎜
  • 0.5㎜

3つの口径があります。

できれば、この中で最も小さい口径の「0.2㎜」を選びましょう。

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「0.2㎜」と「0.3㎜」、たった0.1㎜の違いと思っていたのですが、使ってみたらこれがスゴイ差でした。

たとえが下手ですが「油性ペンの『細』と「太」ほどの差」を、初めて0.2㎜を使ったとき感じました。

とはいえ「0.3㎜径」でも細吹きは問題なく可能です。

「とりあえず0.3㎜でやってみて、やっぱキツイと思ったら0.2㎜の導入を検討」という感じでどうでしょうか。

「ノズル(ニードル)を絞る」とは「穴(口径)を塞いでいる『ニードル』を引き過ぎないこと」です。

「穴(口径)」から塗料が出るわけですが、「ニードル」が穴を塞いでいる間は塗料は出てきません。

「エアブラシから塗料が出てくるメカニズム」

  • レバーを引いて、ニードルが引っ込む
  • 穴が広がる
  • 出る塗料が増える
  • 範囲が広がる

です。

当然「塗料がたくさん出る(塗装の範囲が広い)」と、それだけ「細かい部分への塗装」は厳しくなります。

「細吹き」を行う際は「レバー」を浅く弱く引いて、ニードルが奥に引っ込み過ぎないようにしましょう。

また、難しければエアブラシの後方に付いている「ニードルストッパー」を締めておくと、レバーを引き過ぎないような「制限」がかかります。

例えば、遠くから吹けば↓のように「塗料が広がって広範囲を塗装」してしまいます。

距離が遠いと、広範囲を塗ってしまう

逆に「至近距離で吹く」場合は、塗料が広がりきらずに狭い範囲を塗装できます。

狭い範囲を塗装できる

「細吹き」においては当然「近づいて吹く」ことが推奨されます。

「細吹き」では「塗料の希釈」をいつも以上に気を付ける必要があります。

上で

「細吹きではエアブラシを近づけよう!」

と書きました。

しかし「対象との距離が近い」「風圧で塗料が流れやすい」です。

それならば

「近づけて吹くなら塗料も濃い目にしないとね。垂れるからね。」

と思いがちです。というか自分は思ってました。

ここが細吹きの難しいところ「ニードルを絞って穴を狭める」場合、かなり薄めにしないと塗料は詰まるのです。
(ノズルが0.2mm程度なら特に)

  • 「近づけて吹く」なら塗料は濃いめにしたい
  • 塗料は薄くしないと「絞ってるニードル」で詰まってしまう

という「あちらを立てればこちらが立たず」な状況に陥ります。

そんな状況を解決するのが次の「エア圧」です。

上で書いたように細吹きでは「薄い塗料で、近づけて吹く」必要があります。

そんな1行で矛盾している状況を解決するのが「エア圧の調整」です。

「エア圧」を下げ、「塗料を吹き付ける力」を弱くすることで「薄い塗料で近距離から吹いても垂れない」というバランスを実現できます。

普段自分は「薄めに希釈して0.1MPaで吹く」という感じの塗装スタイルなのですが、細吹きの時は「0.05MPa」、あるいはさらに下げることもあります。

これはエアブラシのニードルを損傷させる可能性があります。
この方法を行う際は自己責任でお願いいたします。

エアブラシの心臓は「ニードル」であり、それを守るのが「ニードルキャップ」です。

クラウンタイプのニードルキャップ

こちらは「数千~数万」もする「エアブラシ」がジャンク品にならないための重要なパーツなのですが、「対象に近づけて吹く」という場合は邪魔になることもあります。

理由は

  • 「ニードルキャップ」を付けていると、パーツに限界まで近づけられない
  • 「ニードルキャップ」が視界を遮って、パーツが見えない

などです。

なので、細吹きの際には「ニードルキャップを外して塗装を行う」というモデラーの方は結構見かけます。

ギリギリまで近づけられて、

ただし「ニードルキャップを外す」という行為は当然「メーカー非推奨」「本当に些細な事」「ニードルを使い物にならなくしてしまう」という危険性があります。

良くあるのが「ニードルキャップを外していることを忘れて、"うがい"しようと指でニードルを押さえた」という例です。

自分はこれで「指の負傷」「ニードルをダメにする」というダブルパンチを喰らいました......。

今回はエアブラシ塗装における「細吹き」についての記事でした。参考になっていれば幸いです。




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