
前回は「刀身」を作りましたが、今回は「鍔」です。
鍔の種類
鍔にはいろいろ種類がありますが、こちらのサイト様は種類を決めるうえでとても参考になります。
今回はシンプルな「丸い鍔」を作ろうと思います。
オブジェクトを追加
いつもの「オブジェクトモード」で「Shift」+「A」でオブジェクトを追加します。
今回追加するのは「円柱」です。

「刀身」と「柄」を非表示にして、名前も変えておきましょう。

サイズ
「鍔」のサイズはお好みで結構ですが、今回自分は↓のようにしました。

↓のようなサイズ感です。

ちなみに、これだと3Dプリントしたときぺらっぺらでした。

0.5mmだもんね......。
切羽を作る
「切羽」という「鍔の真ん中にある金具」を作っていきます。

「鍔」の「上下の面」を選択して「ベベル」します。

「セグメント:1」「幅:500」としました。

次は、中央にできた「円」を盛り上げます。
上面・底面の「中央の円」を選択して「Alt」+「E」で「法線に向かって面を押し出し」します。
「オフセット:400㎜」もあれば良いですね。

これで「切羽」は完成です。

小柄穴・笄穴 を作る
次は「笄穴」「小柄穴」という、微妙に形の異なる二つの穴を開けます。

今回は「Bool Tool」という楽に「ブーリアン」を楽に適用できるアドオンを使いますので、そちらの導入をお願いします。
Bool Tool について
「Bool Tool」とは、上述の通り「ブーリアン(複数のオブジェクトで足し算や引き算を行う機能)」を手軽に行うためのツールです。
こちらの導入はまず「編集」→「プリファレンス」と進み、「エクステンションを入手」から「Bool Tool」をインストールします。


「アドオン」から「Bool Tool」が有効になっているかを確認します。

「Bool Tool」が有効になっていると、「オブジェクトモード」の「編集」に「ブーリアン」という項目が追加されます。

ここから、簡単に「ブーリアン」を適用できます。
(ブーリアンを使う際にまた説明します。)
まずは「Bool Tool」で使うための「円柱」を用意します。
「オブジェクトモード」から「円柱」を追加します。
サイズは今回↓のようにしました。

今回「穴が2つ必要」なので、円柱を「Ctrl」+「C」→「Ctrl」+「V」でコピーします。

また「笄穴」は若干「凸」の形をしているので、コピーした円柱の形を変えます。
↓のように「3辺選択」→「G」→「Y」で軸固定移動で凸にします。


さらに丸みが欲しければ「ベベル」を使うなどすると良いかと思います。

次は「ブーリアン用の円柱」を、「鍔の穴を開けたい位置」まで移動させます。
最初は「小柄穴(凸じゃない方)」を移動します。
とりあえず「G」→「Y」の軸固定移動で、「Y:2.5mm」まで動かしました。
「ワイヤー表示」だと分かりやすいですね。

しっかり「円柱が鍔を貫通」しているのを確認します。

そして「ブーリアン用の円柱」と「鍔」を選択した状態で「Bool Tool」の「Difference」を選択します。
この時「ブーリアン用として使いたい円柱」の方を先に選択してください。

穴が開きました。

「小柄穴」と同じく「笄穴」も移動させます。
こちらは「Y:-250」の位置としました。

同じく「Boor Tool」で穴を開けました。

茎穴 を作る
最後は「茎穴(なかごあな)」という「鍔の中央に空いた、刀身が嵌る穴」を作ります。
こちらも「Bool Tool」で穴を開けます。
まず「刀身」のコピーを作ります。

穴をあける前に「ブーリアン用の刀身」を「0.1~0.2ミリ」ずつぐらい大きくしておきます。
(3Dプリントを想定していたので、「ゆとり」を作るためです)

この「ブーリアン用刀身」は「柄」にも使いたいので、もう1個複製しておきます。

まずは「鍔の茎穴」の方ですね。
「ブーリアン用の刀身」を「G」+「軸固定」等を活用して「切羽の中心」に移動させます。
(「鍔」を貫通させるのを忘れずに)

そして「Bool Tool」の「Difference」で穴を開けます。

「柄」にも凹みを入れる
まずは「柄」と「鍔」を合わせます。
作業してバラバラという場合は「オブジェクト」➔「トランスフォーム」➔「オブジェクトを整列」を選びます。


「中心」「シーンの原点」にして、まずは「X」を選択、次に「Y」を選択して「鍔と柄」が直線状に並ぶようにします。


「ワイヤー」にすると見やすいですね。
(「鍔」も非表示にした方がやりやすいかもです)

そして「刀身(ブーリアン用)」が若干埋まるようにして配置して「Bool Tool」を使います。

「鍔」と同じように「柄」にも刀身の「凹み」がつきました。


これにて完成です。

まとめ
もともとは「3Dプリンターで日本刀を作る」という趣旨の記事にしたかったのですが、それが上手くいかなかったので「Blenderで日本刀を作る」というものにして供養としました。

失敗の要因は
- 「刀身の刃」「鍔」が薄すぎた
- 「スジ」や「凹み」のディテールが浅すぎた
という感じなので、そこら辺を改善してまた挑戦したいですね。
