
エアブラシ塗装をする場合、常にその可能性がある「塗装のはみ出し」です。
どれだけ気を付けてマスキングしても、はみ出すときははみ出します。こればっかりは仕方ないですね。




しかし「はみ出してしまったら終わり」ということは無く、諸先輩方が多くの「はみ出した場合のリカバー」を開発してくれています。
この記事では、その中でも筆者が行っているものを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
そもそもはみ出させない方法
そもそも「はみ出させない」が出来ればそれが一番です。
「はみ出さないためのコツ」を軽く紹介するので、よろしければ参考にしてみてください。
ピッタリ貼る
塗装で塗り分けする際は「マスキングテープ」を主に使うかと思います。
こちらを貼る際は「ピッタリ」とシワができないように貼りましょう。
マスキングテープは塗装の直前に貼る
マスキングテープは「外す前提のテープ」ですので、粘着力は弱いです。
故に貼ってから1日も経てば、一見わからない「隙間」が生じます。

その隙間から「塗料の粒子」が入り込んでしまうので、マスキングテープは「塗装する直前」に貼るのが良いと思います。
下地がプラ素材の場合
ここからが本題、「はみ出してしまった後のリカバー」です。
こちらは主に
- 【下地がプラ素材の場合】
(下に何も塗装していない) - 【下地が塗膜の場合】
(下に何らかの塗装をしている)
で分かれます。
まずは【下地がプラ素材の場合】から見ていきます。
削る
はみ出した部分の下が「プラ素材(塗装していない)」なら、削ってしまうのが楽ですね。
削るのに使う道具は
- やすり
- コンパウンド
が良く使われますが、私は出来るだけ「はみ出した部分だけ」を削りたいので「コンパウンド」+「フィニッシュマスター(極細)」を使います。
(コンパウンドは“粗目”を使います)
「フィニッシュマスター」に「コンパウンド」を付けて、表面を優しくなでるように慎重に削り落とします。

「つや消し」で仕上げる部分にはこれで終わりで良いですが「光沢仕上げ」する部分なら、念のためこの後「1000番以上のやすり」で表面を整えます。
溶剤で拭う
削るよりも手っ取り早いのが「溶剤(薄め液)」で拭ってしまう方法です。
塗装に使用した溶剤を「フィニッシュマスター(綿棒でもOK)」につけて、はみ出した個所をふき取ります。
下地が塗膜の場合
問題はこちらです。
「既に下に塗装がしてある」という場合は「削る」は下の塗膜を傷つけるリスクがありますし、「溶剤で拭う」は不可能に近いです。
(「下地にラッカー塗料、はみ出したのはエナメル塗料」という場合などは「エナメル溶剤」で拭えばOKですが)
塗ってしまう
これが一番楽で速いような気がします。
「マスキングを丁寧にしていた場合のはみ出し」なら、はみ出しているとしてもちょっとだけでしょう。
周りの「塗料がかかって欲しくない場所(この場合は黒い場所)」をマスキングテープで覆います。


しても「かなりざっくり」です
そして、エアブラシのニードルを絞って「はみ出した部分」だけを狙うようにして吹きます。
「塗料の希釈」は濃い目が良いと思いまが、ニードルを絞るのである程度は薄めでも仕方ないと思います。
ただし「濃い色のはみ出し(黒など)」に「薄い色(白・黄色)」を塗る場合は、一度上で紹介した「削る」をしてから塗りなおした方が良いと思います。
また「普通塗料(ソリッド)」ではなく「クリアー塗料」の場合は、「トップコート」で誤魔化せないぐらい変わるので注意です。
クリアーで保護
下に塗装がしてあっても「削る」だけではみ出しをリカバーすることはできます。
「削る」の問題は「はみ出してない塗膜」まで、やすり等で傷つけてしまうことです。
逆に言えば「はみ出してない塗膜」の保護が出来れば、削っても問題ありません。

「クリアー塗料」を吹いて「透明の塗膜」を作ってから「はみ出した部分」をやすり・コンパウンド等で削ります。
そうすることで、たとえ「はみ出した部分」からやすりが外れても「クリアー塗料の塗膜」が「保険」となって防いでくれます。
まとめ
今回は自分が普段行っている「エアブラシ塗装ではみ出した場合のリカバリー」でした。
参考になっていれば幸いです。




