
美少女プラモの華と言えば「フェイスパーツ」です。

フェイスパーツは最初から「目」や「頬の赤み(チーク)」が印刷されていますが、それでは十分ではないと思う人も多いでしょう。
(塗装する場合は印刷を潰しますし)
この記事では「美少女プラモのメイク方法」を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
美少女プラモのメイク について

現実のメイクは
- ①【ベースメイク】
- 化粧下地
- ファンデーション
- コンシーラー
- ②【アイメイク】
- アイシャドウ
- アイライン
- マスカラ
- ③【カラーメイク】
- リップ
- シェーディング
- チーク
と、非常に多くの工程・道具を使用します。マジで大変ですね......。

しかし「美少女プラモ」の場合は
- ①【ベースメイク】必要なし
- 最初から色が付いている
- 「塗装」する場合も、他の肌の部分と一緒に塗る
- ②【アイメイク】必要なし
- 最初から印刷されている
- 「瞳デカール」がある
なので、「③の工程」だけをすればOKです。

ウェザリングマスター について
「美少女プラモデル」にメイクをする際に高頻度でお世話になるツール、それが「ウェザリングマスター(フィギュア用)」です。
こちら、まるで実際のお化粧道具のように、顔パーツに使うことができます。

そんなわけで「美プラのメイク」に非っ常に役立つわけなんですが、いくつか「気を付けた方が良い点」もあります。
「つや消し」を吹いておく
こちらの「ウェザリングマスター」、見て分かる通り「液状ではなく粉末状」です。

なので「滑らかな表面」だとあまり定着してくれません。
そのため、あらかじめ「つや消しスプレー」で表面に「凹凸」を作っておくと、塗料(粉末)が凹凸に食いついて定着してくれます。
ただし、すぐ下の項目で説明しますが「メイク後にもう一回つや消しを吹く」時もありますので、その場合は「メイク前のつや消しは、薄く、一層だけに留めておく」と良いでしょう。
メイク後も「つや消し」
「ウェザリングマスター」での「メイク前」に「つや消し」を吹いたわけですが、「メイク後」に「つや消し」を吹けばより強力に定着させられます。
前述の通り、「ウェザリングマスター」は「粉のような顔料」です。
たとえ下地を「つや消し」で凸凹を作って食いつきを良くしても、手でベタベタ触れれば剥がれ落ちます。

しかし、メイク後にもう一度「つや消し」を吹けば、「透明な膜」を「ウェザリングマスター」の上に作ることができ、施したメイクを保護出来ます。

「持ち手」を付ける
上でも書きましたが「ウェザリングマスター」は「つや消し」等で定着させるまでは「パーツに乗った粉」ですので、指で触れると剥がれてしまいます。
なので、メイク中はパーツに「持ち手」を付けて指で触れないように作業するのが良いでしょう。

リップ(唇)
ここからは、主なメイクの種類とメイクの方法について書いていきます。
最初はリップ(唇)のメイクです。


「リップ(唇)」は
「唇なし」「唇あり」で作業・印象が変わってきます。
- 【唇なし】
- 「アニメ的」な表現
- 「子供っぽい」印象
- 【唇あり(上下)】
- 「リアル寄り」な表現
- 「大人っぽい・妖艶」な印象
- 【唇あり(下のみ)】
- 【唇なし】と「唇あり(上下)」の間の印象

実作業(唇なし の場合)
「唇なし」のメイク方法です。
今回は「Mr.ウェザリングカラー」の「シェイドブラウン」を使っていきます。
(色は肌の色にもよりますが、「完全な黒」より「赤みのある暗い色」の方が良いかと思います)
しっかり塗料を混ぜて撹拌し、筆で「口元」に流し込みます。


そしてはみ出た分を「綿棒」等で拭き取るのですが、「フェイスパーツの口の掘り」は「ロボの装甲のスジ」等よりも浅いです。
(キットにもよりますが)
なので、あまり綿棒を押し付け過ぎず「優しく、慎重に」ふき取っていきます。


実作業(唇あり の場合)
次は「唇あり」の場合です。
今回は「唇あり(下のみ)」ですが、「唇あり(上下)」でも作業内容に変わりはありません。「上唇」に同じ方法で塗ればOKです。
私は唇を塗るのに「水性塗料(筆塗りアクリジョン・ストロベリーピンク)」をいつも使います。
理由は
- 拭き取りやすいから
- この色が「唇の色」として使いやすいから
です。
使う色は「思い思いの唇の色」で良いと思いますが、無難に使いやすいのは「ストロベリーピンクのような薄いピンク」あたりでしょうか。
「唇なし」の場合と同じようにまずは「口元」に墨入れをして、乾燥するのは待ちます。

そして、塗料を下唇に「置く」ようにして、ちょんちょんっと、筆で乗せます。
もしも「瓶から出した塗料が濃くてうまく乗せられない」という場合は「筆に水を付けて薄める」と良いでしょう。

あとは、乾燥する前に「爪楊枝」で不要な塗料を削るようにして落とします。
(爪楊枝の先をちょっと濡らすと塗料を落としやすいかも)

シェーディング

「シェーディング(shading)」は実際のお化粧で用いられるテクニックで「陰影を入れる」という意味があります。
このシェーディングは「顔の形の変わり目」に「影となる濃い色」を入れることで
- 顔の立体感を強くする
- 小顔に見せる
- 凛々しく(あるいは可愛らしく)見せる
という効果があります。
シェーディング をする場所
「シェーディング」は「顔のどこに色を乗せるか」によって、与える印象が変わってきます。

良くシェーディングが行われる場所を紹介します。

- 顔の縦の長さを短く見せる
- 「顔に丸み」を足して可愛らしい印象

- 顔の縦の長さを短く見せる
- 「顔に丸み」を足して可愛らしい印象

- 顔の横幅を短く見せる
- 小顔効果

- 鼻根のラインを際立たせて「凛々しい印象」
- 大人らしい印象を与える

- 鼻筋のラインを際立たせて「凛々しい印象」
- 大人らしい印象を与える

- 顔の横幅を短く見せる
- エラによる角ばった印象を無くす

- 顔の縦の長さを短く見せる
- 「顔に丸み」を足して可愛らしい印象
色々紹介しましたが、「美少女プラモのフェイスパーツ」の場合「エラが張っている」とか「面長で気になる」とかいうこともほぼ無いと思うので
「外側にぐるりとシェーディングする」
「必要なら『鼻筋』『鼻根』にもシェーディング」
という感じで良いと思います。

色のトーンを使い分ける
「鼻筋」や「鼻根」などのシェーディングの色を濃くしすぎると精悍・凛々しすぎて、アニメ顔の美プラから浮いてしまうかもしれません。

そんな時は「鼻筋や鼻根の色だけ明るくする」という方法を試すと良いでしょう。

「色を明るくする=目立ちづらくなる」ので「鼻筋のラインがクッキリしすぎる」ということも減るでしょう。
「シェーディングで使う色は統一しないといけない」ということは無いので、柔軟に色を使い分けていきたいです。

プラモデルにおける「シェーディング」の注意点
「現実の人間」と「プラモデル」のシェーディングでは、1点大きな違いがあります。
それは「髪が『繊維質』か『プラスチック』か」という点です。

繊維状の髪の場合は「流動性」があり、風などで「ちらり」と「生え際」「おでこ」が見えます。
だからこそ「普段髪の毛で隠れる場所」にもしっかりお化粧をする必要があるんです。大変ですね。

対して「プラスチックの髪」の場合は「流動性」が無いので、風が吹こうが雨に晒されようが決まった位置からピクリと動きません。

それゆえにプラモの場合特に「生え際」「おでこ」のシェーディングは、髪で隠れて見なくなることが多いです。
「見えない所なら別に手を入れない」という作り方をする場合は隠れる場所にお化粧はしなくても良いでしょう。
シェーディング の色選び
まず、シェーディングに使う色を選びます。

シェーディングは"影”なので、肌の色よりも暗い色を選びます。
一般的には肌よりも3~5トーンほど暗い色を選ぶのが良いとされていますが、それも「どんな印象を与えたいか」で変わってきます。
(こちらのサイト様が、色選びの参考になります)
実作業
今回は最もベーシックな「顔の輪郭」にのみシェーディングをしていきます。
「顔の外側へのシェーディング」は暗めの色でも大丈夫なので「ウェザリングマスター」の中でも一番暗い色(マロン)を使います。

「フェイスパーツの最も外側」から内に向かってすっすっと「ブラシを優しく滑らせる」ようにして置いていきます。

それをぐるりと一周するまで行えば完成です!

チーク

「チーク(頬紅・blush)」とは、頬に「血色の赤み」を足すことで「若々しい」「活発」「健康的」という印象をプラスするお化粧です。
「チーク」も「シェーディング」と同じように「色」や「メイクする場所」によって与える印象が変わります。
チーク の種類
「チークの入れ方」も「シェーディング」同様いくつか種類があります。

- 可愛らしい印象

- 大人っぽい、クールな印象

- 柔和な印象
アニメ顔が多い美少女プラモの場合、「①」か「③」が合うんじゃないかなぁと思います。
チーク の色選び
チークの色とは「血の色」であるので、たいていの場合「赤みを持った色」を使うことになるでしょう。

「チーク色の選び方」は「パーソナルカラー」で決めるそうなのですが、このパーソナルカラーは「瞳の色」や「髪の色」等を参照にして決めるので、「現実離れした髪や目の色が多い美少女プラモ」のチーク色決めには使いにくいです。
一応「パーソナルカラー」についても説明しますが、あまり深く考えず「ピンクやオレンジなどの薄い赤系の色」を選べば良いでしょう。
自分は
- 色白→ウェザリングマスターのピーチ
- 赤みの強い肌→ウェザリングマスターのペールオレンジ
で使い分けています。
「肌の色から悪目立ちしない色」なら大丈夫です。
実作業
今回は「ウェザリングマスターのピーチ」を使い「①」の形にチークを置いていきます。

付属のブラシで塗料を取って、頬の「鼻の高さ」ぐらいの位置に置いていきます。
そして外側に伸ばすようにしてブラシを動かします。

完成です!

まとめ
今回は「美少女プラモのメイク」について書いていきました。
あくまでも「自分が普段行っている方法」なので、他にも様々な手法があるかと思います。
この記事が皆様の「自分に合った方法・道具」を見つけるための一助となっていれば幸いです。






